★Atelier Mochamura
なんでも研究室 
竹笛を作る

3 能管を作る

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 あるとき本物の能管を見ること ができました。手に持った第一印象は「重い」でした。篠笛と違い、胴は太いし、頭の部分には重しが入っているからです。
 

 入れ物(笛筒)も、立派な塗り と柄がほ どこされ(蒔絵)、これだけでも鑑賞の価値があります。

 頭の部分の下側には、蝉と呼ば れる装飾が施されています。
▼能管は、見かけ以上に造りが複雑です。3本の竹が繫がれて成り立っていますし、さらに内 部が少し細く絞っている部分があります。この加工が難しく、時間がかかる工程でした。
なんとか出来上がった最初の作品が下の写真のもので、能管を吹く人に鳴らしてもらいましたところ、「まあよく鳴るんじゃないですか」と不合格とはなりませ んでした。
 
▼二本目の作品で、さらに工程が増え、糸を巻いてある部分には薄い木板を巻いていますし、 穴のある位置は、胴を少し削って指の当たりが良いようにしています。
 さらに今回は、黒檀で蝉を付け ました。
残念なのは、巻いてあるのは木綿糸で本来は、樺の皮だそうで、重厚感がありません。どうすれば手に入るか今後の課題です。
 
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