★atelier mochamura
なんでも研究室ミ ミズあれこれ畑や山でミミズを探す


ミミズの各部の名称
ミミズの体は多くの規則正しい環状の連続でできています。これを体 節といいます。ミミズの仲間を環形動物というのは、この体の形態から言うそうです。
 

体を背から 見て正中線に沿って体節と体節の間に孔がありますがこれを背孔といいます。背孔が始まるのは種類によって違いますが、フツウミミズでは12体節と13体節 の間(以下これを]U/]Vまたは12/13と表す)から始まっています。背孔は陸生種特有のもので、この孔から黄色や白い液を出します。
 

体表には剛 毛があり、体節の中央を輪状に取り巻いています。ツリミミズではこの剛毛は8本4対だけついています。ゴカイ類などと違ってミミズはこの剛毛が短く、少な いので貧毛類といいます。
 

成熟したミ ミズで]W・]X・]Y(14・15・16)の体節に皮膚が肥厚したものが現れます。これを環帯といいます。シマミミズでは26〜32体節に現れ、背面の み肥厚し、鞍状になっています。シマミミズの交尾(交接)の時には、この環帯で相手を挟み込みます。
 

フツウミミ ズのX/Y、Y/Z、Z/[(5/6、6/7、7/8)の腹面の両脇に3対の孔が開いています。これを受精嚢孔といい、交尾(交接)の時ここに受け、精子 を一時的に貯めます。
 

腹面の]W (14)節中央に一つの孔があり、雌性生殖孔といいます。ここから卵子が排出されます。
 同じく腹面の][(18)節にも1対の孔があり、これを雄性生殖孔といい、この 回りおよび受精嚢孔の回りに性的乳頭状突起が配列している種類もあります。

(北隆館「新日本動物図鑑」を元にしました)


  


みみずあれこれの最初に戻る 

  ご意見、ご感想をお寄せ下さい。newdoraeman@hotmail.com

 なんでも研究室メニュー画面に戻る

 工房”もちゃむら”の 総合案内所へ
 

Copyright (C) 1996-2003 Atelier Mochamura All Rights Reserved           ★atelier mochamura