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なんでも研究室
地震とマツタケとミミズ
マツタケとミミズの様子から
仮説をたててみました

 
(仮 説) 大地震の半年から1年前 マツタケ は豊作となりミミズは群遊をやめる
  地震の態様にはいろいろありますが中でも大地震となるのがプレート境界の地震です。プレート境界の地震は海のプレートが沈み込むとき、陸のプレートを地下 へ引きずり込み、陸のプレートがこの引きずりに耐えられなくなり、跳ね上げられるとき起こります。平成23年(2011年)に起こった東北地方太平洋沖地 震もこれでした。
  跳ね上がる前、つまり地震発生前にはズルズルと陸のプレートと海側のプレートがこすれあうとき何が起こっているかです。じつは、この時地下ではこすれあう 岩盤が割れることにより微振動が発生し、また電磁波も発生するのです。このずれの限界近くの時期にはより多くの振動や電磁波の発生があり、キノコの成長が 促され豊作となります。この微振動や電磁波の発生は一般に言われている何日か前という前兆現象と違い半年から1年続く現象です。やがて限界に達し陸のプ レートが跳ね上がり、大地震の発生となります。
 ミミズは微振動や磁場や電気に感応すること が知られています。ある種の表層性のミミズは拡散と捕食圧回避のため時期を決め地表を移動します(群遊)。その 数は通常は夏の下弦の頃にピークに達しますが、異常な振動や電磁波を感じた場合、危険を感じ徘徊を控える個体が増えて移動数が少なくなります。そして、異 常がなくなったときまた移動を開始するのです。したがってミミズは大地震の半年前あたりから発生した振動または電磁波を感じ移動を控えた訳です。一般的に は地震の前兆現象としてミミズの出現があったとの報告がありますが、この場合は徘徊をしない個体が増えるということになります。

以降、プレート境界地震の発生前における電磁波や微振動の有無、マツタケとミミズの電磁波や微振動に対する感応などについて逐次検証していきます。


参考文献
1) 2009,堀 高峰, プレート境界地震の規模と発生間隔変化のメカニズム,ジャーナル フリー,2009 年 61 巻 Supplement 号 p. 391-402
2) 2009,田中万裕他,岩石の衝撃圧縮および曲げ変形における強度と電磁的現象
3) 2006,牧 謙一郎,高野 忠,相馬央令子,石井健太郎,吉田真吾,中谷正生, "岩石圧縮破壊に伴うマイクロ波放射の観測、”地震,58(4), 375-384
4)1998,池谷元伺 地震の前、なぜ動物は騒ぐのかNHKBOOKS
5)2008 吉村文彦 ここまで来た!マツタケ栽培 トロント
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