[3]有毒な植物

アオツヅラフジ
つるを木防已(モクボウイ)と呼び漢方薬に使用するが、株全体にトリロビ ンなど呼吸中枢や心臓を麻痺させるアルカロイドを含むので素人は使用を避けるべき。(*)

ウラシマソウ
サポニンを含むので汁液が肌につけばかゆみただれを起こし、誤って食用すれば嘔吐や腹痛で苦しむ。(*)

オニドコロ
山芋と間違って食べるが苦くて食べられない。
毒成分はアルカロイド
大量に食べると嘔吐、マヒ、胃腸の粘膜にただれを起こす。

■ ガガイモ
液汁でかぶれることがある。

■ キツネノボタン
茎葉からでる汁は刺激性で肌につくと水ぶくれになる。誤って飲用したら口中がやけつくようになり、胃腸がただれて便に血 がまじる。(*)

■ キツネノマゴ
ユスチシン、イソユスチシンを含み、魚には毒といわれている(*)

■ ジロボウエンゴサク
地下の塊茎を蒸して日干しにしたものを延胡索と呼び漢方では鎮痛、痙攣止めなどの目的で処方される。プロトピンなど作用 の激しい成分を含む。全草にも同じような成分があり、誤食すれば嘔吐、腹痛、下痢などを起こす。(:*)

■ シュウカイドウ
全草にシュウ酸を含み下痢や痙攣を起こす。

■ タカトウダイ
茎葉を傷つけると白い乳液が出る。ユーフォルビン(アルカロイド)などを含み、肌につくと刺激性でただれが起きる。誤食 すると口中や胃腸の粘膜にただれが起こる。(*)

チゴユリ
循環器系に有害な成分がある。

■ ツリフネソウ
全草にパリナル酸などを含み、苦味があって吐き気を催し、嘔吐する。(*)

■ トクサ、スギナ
民間薬としてスギナ茶を利尿に用いるが珪酸を含み多量に摂取すると血尿な どを起こす。

ニオイスミレ
毒は種子や根茎に多く含まれる。
吐き気や神経麻痺を起こす。

ヒガンバナ
全草特に鱗茎にアルカロイドを多く含む
嘔吐、下痢、中枢神経麻痺を起こす
花茎はかぶれを起こす。

ヒヨドリジョウコ゜
実に毒の成分ソラニンを含む。
嘔吐、下痢、呼吸麻痺を起こす。

ホウチャクソウ
成分は明らかでなく、有毒とはいえないが臭いで食べられない(*)

■ マルバルコウ
種子に樹脂配糖体を含むので、誤って飲食すれば腹痛とともに激しい下痢が起こる。(*)

■ ムラサキケマン
全草にアルカロイドの痙攣毒を含む。

ヨウシュヤマゴボウ
全草にアルカロイドを含み、特に根や果実に多い。
嘔吐、下痢、多量に摂取すると痙攣、呼吸麻痺を起こす。

その他毒のある植物

■ドクゼリ
■ヨウシュチョウセンアサガオ
■ハシリドコロ
■ドクウツギ
■アセビ
■ケシ
■キョウチクトウ
■ユズリハ
■オオツヅラフジ
■ウメ
■シキミ
■フクジュソウ
■ジギタリス
■レイジンソウ
■バイケイソウ
■ヒョウタンボクの実
■ドクウツギの実
■ニシキギの実
■ツルシキミの実
■スズラン
■レンゲツツジ
■シャクナゲ
■エニシダ
 
 
 
 
 
 

参考にしたのは
(*)は「薬草毒草300」 朝日新聞社編より。その他は
「知っておきたいアウトドア危険・有毒生物安全マニュアル」
発行 株式会社 学習研究社
 

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