★Atelier Mochamura
自家製コーヒーにチャレンジ             

2013年9月 夏、職場の植物同好会で育てているコーヒーの木に実が沢山つき、ようやく 赤くなってきた。

一斉に赤くなるのではなく、少しずつ赤くなっていった。

その実を食べてみたら、普通に甘いのだけど果肉はとても少なく、ほとんどが種だった。

2013年11月4日
 その種30粒ほどを、1か月ほど天日干しにして、一粒一粒、二重になっている皮を手で剥き、焙烙で20分焙煎した。
 いくらたっても、あの香ばしいコーヒーの香りがしてこなくて、そのうち煙が出始めたので終了した。
 これをコーヒーミルにかけてみた。
 見た目は、全く市販のコーヒーと変わらない粉になった。
 コーヒーメーカーで淹れてみた。すると、色も全く普段と変わらない。ただし香りがしない。
 そして、味は・・・・・・・・・
 まずくはないが、おいしいものにはなっていなかった。でも一応飲めるコーヒーにはなったので良しとするか・・・
 
 なぜおいしくなかったのか。焙煎していても油が出てこなかったのは、そういう種類なのか、実が熟したほうが良かったのか今後の課題となった。
再挑戦
2013年12月12日
前回のコーヒーはあまりおいしくなかったので、実が熟すのを待って収穫した。



▽まずは、熟した実を一晩水に漬ける。



▽水に漬けると、果肉が簡単に取れ、ヌルヌルの状態の豆となる。未成熟な豆は水に 浮くためこの時点で取り出せる。こうして沈んだ充実した豆を2週間ほど天日干しにする。

2013年12月28日
干してカラカラになった豆は、外皮が取れやすくなる。


外皮を、一粒ずつ割って中身を出すと、あのコーヒーの生豆の姿になってきた。ただ、豆の大 きさは小さくて、ちょうど朝顔の種の大きさほどしかない。さらにこれを2週間ほど天日干しにした。


2014年1月14日 収穫から、1か月とチョット。いよいよ、除夜の鐘ではないが、 ヒャクヤッツ(108粒)の豆をホウロウで焙じてみた。
前回と違って、10分ほどで、煙が出てきたので切り上げる。心なしかよい香りがする。でも大豆を炒った時の匂いにも似ている。早速、ミルにかけて みる。
   これは、成功したかも。とても良い香りがする。

 ドリップして淹れたコーヒー。味は、モカのようにやや酸っぱみがあるが意外とコクのある 味で市販の豆と変わらない。いや、それ以上かもしれない。
 しかし、この一杯のためにはコーヒーの実が54個必要だった。実が小さいことを差し引いても何杯も飲むとなると大量の豆が必要となる。収穫や皮むきには 大変な労力が必要で普段何の気なしに飲んでいるコーヒーも多くの人の苦労によって我々の口に入っていることをしみじみと感じさせられた自家製コーヒーでし た。

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