▲  (15時26分24秒撮影の写真)

 鎌倉の稲村ガ崎公園で江の島方向にできた幻日を撮りま した。帰ってから写真を、よく見ると矢印の方向に何やら丸いものが写っていました。
 左に大きく輝いているのは太陽で、これに向け撮っているのでカメラのレンズの反射なのか、実際に存在している何かの物体なのかよくわかり ません。






● 「物体」と稲村ケ崎公園の街頭と江の島の塔を結んだ三角形の形の変化で 「物体」の位置の変化を見てみました(写真1〜5)。

 この写真1を拡大してみると写真2のように「物体」は、やや扁平で虹色を帯びています。 すぐ下に虹のように光が横に走っていますので「物体」もカメラ内の光学現象を思わせます。
     
                     ▲写真2


▲写真1

● 写真3は14 秒後、 「物体」は、左上に動いています。雲は、左にゆっくり動いていますので位置関係の参考になりません。撮 影の位置 は変わっていません。



▲写真3

●上の写真(写真3)から20秒後(写真1から34秒経過)
 今度は、右下にさがりました。
 この12秒後の写真には「物体」は写っていませんでした。


▲写真4

●上の写真から40秒後(写真1から1分14秒経過)
 さらに少し下がりました。三角形が変化しているの で位置が変化しているのは確かなようです。「物体」も大きさが変わっています。やや大きくなりました。写真は、ガンマ値を下げるなど補正しています。
 拡大すると下の写真のように球体のようにも見えます。太陽の側が明るく、反対は陰になっています。



       ▲写真6

▲写真5

●写真5から47秒後。(写真1から2分1秒経過)
 カメラを上空に向け撮影 しています。この範囲では、もう球体は見つかりませんが、あえて拡大してみると、写真9の中央よりやや右寄りに輝く点がありました。ノイズを除去しても 残っていましたので何かが写っているようです。

                  ▲ 写真8

▲写真7

●写真7から6秒後。(写真1から2分7秒経過)
 光る点は無くなっていま すが、その下のほうに縦長に白いものが写っています。やや湾曲して見えます。夕方、遠くを飛ぶ飛行機の飛行機雲はよくこのように見えます。
 最初の「物体」は見当たりません。

       ▲写真10

▼写真2と写真6をさらに拡大してみました。(写真11、写真12)

▲写真9

移動の様子 が分かるように4枚の写真を合成してみました。最初の位置から14秒後、それから20秒後、40秒後の位置です。(写真13)
 いったいこれは何だったのでしょうか。
@飛行機の反射
 それにしては、上下左右に動くのと、大きさも小さくなったり大きくなったりしているのでヘリコプターだったら可能かもしれない。
A気球や風船
   可能性は十分にありそう。それにしては移動が早すぎる。    
Bカメラ内の光学的現象
   フレアやゴーストといわれるカメラ内のレンズの反射などにより光の像が写りこんだものなのか  
C空間の光学的現象
それともUFO宇宙船?







       

  実は「球体」が写っているのは太陽がフレーム内に 入っ ているものだけで、太陽が入っていないものには「球体」はないことや、手をかざして太陽を避けたものには写っていないこと。すべてのトリミングをしない写 真で「球体」は太陽 と写真の中央との間にあること。肉眼では気付かなかったことなどからこのデジタルカメラ特有の光学現象であるゴーストのようです。それにしても紛らわしい ゴーストです。






撮影場所 鎌倉市稲村ガ崎1丁目の稲村ガ崎公園から江の島方向

カメラ        FUJIFILM FINEPIX F100fd                
時刻はメタデータによる 実時刻より3秒 遅れ確認