★atelier mochamura
パイナップル 
Pineapple, Ananas, Ananas comosus (Linn.) Merr. アナナス科
 
・近所のスーパーで傷のついていない元気な葉の ついているパイナップルを 買ってきました。 実はもちろん食べました。
 果実の上部の茎と葉(これを冠芽と言うそうです)の下の葉をきれいに取り、 茎を三四センチ出します。切り口を日陰で四五日乾かし、挿し木しました。
 用土は川砂にピートモスを少し混ぜたものを使いました。20日間くらいは 室内のカーテン越しで育て水はたっぷりやります。 一ヶ月ほどして始めて肥料を少しやり始めました。さすがに冬は鎌倉では戸外で は無理なようで危うく枯らすところでした。
 冬ちょっと無理したせいか現在(1997年6月)少し弱っています。対策を検討 中です。
1999年2月20日
 なんと、順調に育ち、5年目になったというのにパイナップルを折ってしまいまし た。
日当たりの良いほうに移動しようとして棚に引っ掛けました。残念・・・・。

1999年4月21日
 2月折れたパイナップルの先端をそのまま砂に挿しておいたら、まだ生き生きとし ています。 ひょっとしたら根が出たかもしれません。
●1999年8月 15日
折れたため背丈は縮みましたがどうやら生き延びたようです。順調にのびのびと育っ ています。 (もう5年たっています。いつになったら食べられるやら・・・・・)
●2000年5月 5日
だいぶ大きくなってきました。折れてなければ、いまごろ甘いパイナップルが食べら れたかも・・・

●2000年7月20日
背丈は40センチメートルほど。とくに変化なし。

●2000年11月7日
どんどん大きくなっています。(写真をクリックすると大きくなります )
●2001年5月6日
無事、冬を越し、再生からまる2年がたちました。
●2003年9月7日
9年も生きているパイナップル(写真左)。
でもまだ実をつけたことは無い。
●2004年6月19日
スーパーで売っていたパイナップルを食べ、残った上部の葉を育てて10年、様々な 艱難辛苦(かんなんしんく)に絶え、ついに実(花?)がのぞいています。
●2004年7月14日
青紫の花弁も見え、頭には新しい冠状の葉が出てきた  。
●2004 年8月1日
まだ小ぶりだがパイナップルらしくなってきた。
▼2004 年11月23日 色が変わってきた。食べごろなのだろうか。
▼2004 年11月27日 色が変わってきただけでなく簡易温室の中にパイナップルのいい香りが漂っている。触ってみても少しやわらかくなってきた。これは食べるしかない。
みかんの大きさと比べて分かるように小ぶりだ。輪切りにしてみたらちゃんと実が詰まっていた。
香りは完全にパイナップルだ。恐る恐る一口食べてみた。
とてもすっぱい!、それに、とても甘い!でもあの苦味や刺激がまったく無い。芯もさくさくしておいしい。
こんなおいしいパイナップルははじめてだ。

ということで大成功。
10年間かかった甲斐があった。

新しく実についた冠芽と脇芽をまた土に植えた。こんどは何年で実がつくだろう。