2 篠笛 を作る
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竹は手に入ったが、作り方が良
く分からない。そこで、インターネットで検索したら、いくつかヒットしました。また、教則本のような入門書を買い、そこにも作り方が書いてあったのでそれ
を参
考にしました。
竹の選定、竹の太さと長さから穴を開ける位置・穴の大きさの計算、栓の位置と加工方法。どれをとっても簡単ではないし、工夫しないと、うまく作れないし
鳴らない、見た目以上に手間がかかりますが、それだけに腕が鳴ります。
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▼まず、最初に作った2,3本のうちの1本。あえて色は付けずに、透明
の「ウルシ」を塗った。
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▲
写真では、ただ汚れているようにしか見えないが、微妙な竹の模様、気色がなんともいえず
きれいに思えた。空の雲の流れを眺めているようで厭きない。
この竹は、他の竹に比べ格段に重くしっかりとした音が出る。気に入っている笛の一つ。
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▼こ
れも篠笛として作っていたが、途中で真っ二つに割れた。このため、糸をぐるぐるに巻き固めた。このため、この笛も澄んだ良い音がする。特に高い音は絶品。
逆に、篠笛らしい草っぽい音は出ない。
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▼釣竿加工に使う、人工籐を使ってみた。音は良いが、見た目が、いかにも、で中途半端なも
のになってしまった。
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▲ 総身
を「ウルシ」で塗る。 |
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▲ 同じ
く総身を赤い「ウルシ」で塗る。この笛は、節をそのまま活用した。このため、大変長くスマートな笛となった。 |
▼現
在の、音として最高傑作。通常(C管)の笛より大きく、低めのキーだが、低い音から高い音まで3オクターブ近く綺麗に音が出る。やや管鳴り(胴が音に負け
て振動をはじめる)がするが、おいおい、対策を取りたい。
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▼
形・外装を基本に忠実に製作した。現時点の形態での最高傑作。
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▼近
所の竹やぶに、やや太めで節と節の間が長い竹を見つけた。50〜60センチメートルの笛が作れる。これ以上長いと指が押さえられなくなるので、このあたり
が限界だ。
写真の笛の一番下が通常のC管、その上の大きい笛でE♭が吹ける。
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