2009
年から2010年にかけて奈良で発見されたホタルミミズは、地表に小さな糞の塊を出していました。これを糞塊(フンカイ)といいますが、その後、この糞塊
を見つければその下にはホタルミミズがいることが分かってきました。
しかし、これまで鎌倉ではホタルミミズは写真のように主に腐葉土や腐植質に富んだ火山灰でできた土(黒ボク土)内で見つけていました。
そこで、鎌倉にいるホタルミミズを砂地で飼うとどうなるか試してみました。
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▼ホタルミミズを砂入りの容器に入れてから5日後、糞塊をつくって
いました。その翌日の状態が写真下半分です。白線で囲った糞塊がさらに増えていました。
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▼糞塊の直径は3mmほどで小さな砂粒でできている(ス
ケールの一目盛りは0.5mm) |
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▼一塊(カタマリ)の糞塊を水に漬けばらしてみました。大小様々の
砂粒の集まりだということが分かります。一粒の大きさは、最大で0.5mm程度。ホタルミミズの体の幅が約1mm程度ですので納得のいく大きさです。さす
がにこれより大きな砂粒は、飲み込まないようです。
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やはり、鎌倉のミミズも、糞塊
をつくっていることが分かりました。黒ボク土の中では、はっきり見分けがつかなかったのでしょう。これからは、砂地でも探してみることにします。
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