■ 学生版 「日本動物図鑑」 北隆館より
   ミミズは、ヒルやゴカイなどと同じ環形動物門で、 世界で約3000種、日本で150種の記録があるそうです。 口から土壌と一緒に有機物を食べ、消化しないものは団粒状に肛門から出され、消化したものは、液体として排泄されるようです。
肺や鰓(えら)は無く、皮膚で呼吸を行い、一匹だけで雌雄の機能を持っていて単為生殖する種類と交接するものとがあり、 土の中に産み落とされた卵包から子ミミズが孵化するそうです。 (中村方子著「ミミズのいる地球」中央公論社を参考にしました)

学生版 「日本動物図鑑」 北隆館 より

陸生の主なもの
分布
体長
体節
環帯位置
特徴
フツウミミズ
 Pheretima communissima
 [フトミミズ科]
日本各地
25cm
9mm
140前後
第14〜
16節
一年生
ヒトツモンミミズ
 Pheretima hilgendorfi
  [フトミミズ科]
日本各地、畑や草地にすみ、一年生秋遅くに産卵し死ぬ
8〜
  20cm
6mm
90〜
120
第14〜
16節
第8節の腹側正中線に一個の円盤状班紋がある。
シマミミズ
 Eisenia foetida
 [ツリミミズ科]
日本各地 、堆肥の近くや台所の流し付近にいる
6〜
 18cm
3〜4mm
80〜
110
第26〜
32節
各節の中央に太い紫褐色の線があるため、しま模様になっている
水生では
イトミミズ 
Tubifex hattai nomura 
[イトミミズ科]
日本各地の下水溝など
8〜
10cm
 
85〜
100
第11〜
12節
 
エラミミズ 
Branchiura  sowerbyi Beddard 
[イトミミズ科]
日本各地
8cm
 
120
内外
第10〜
12節
 
イソミミズ 
Pontodrilus matsushimensis 
[フトミミズ科]
日本各地の海岸
10cm
2mm
100
第13〜
17節
 
その他
シーボルドミミズ
[フトミミズ科]
本州中部以南の山地          
ハッタミミズ
石川・滋賀県の水田          
ザリガニミミズ
北海道産のザリガニの体表に付着して分布          

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