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なんでも研究室

ミミズあれこれ

畑や山で実際にミミズを 探す
いろいろなミミズ
畑の脇にある野菜屑の中に いるミミズ 北隆館「新日本動物図鑑」(上)記載の特徴と一番近いのは
しまみみず
Eisenia foetida [ツリミミズ科] 
正確には
Eisenia fetida (Savigny, 1826)
  フ ナの餌にしている付近の畑の脇の野菜屑の山にいるミミズを改めてじっくり見てみました。
    一匹捕まえて・・・よく動く。体長はと・・・。ミミズは伸びたり縮んだり、どういう状態の体長を測るのだろう。伸ばせば伸びるし・・・
適当なところで計ると約10cm。伸びたときには透明部分と紫褐色の部分との縞縞 が出来た。ということでシマミミズのようだ。
環帯(首輪のような環)の位置は・・・・これも数えにくいがだいたい25から30 以上はある。まず間違いなさそうだ。
     
シマミミズの交接 ゼリー状の筒に二匹が包まれています。
シマミミズの交接(交尾)の様子です。
   
 交接途中で脱ぎ捨てた筒です。この場合は、二つの筒とも、片方のミミズ の後部に少しずつ、ずれて二つ一緒に脱ぎ捨てられました。 シマミミ ズの卵包で2〜3mmほどの大きさです

 シマミミズと同じツリミミズのナイ トクローラ(Lumbricus terrestris)というミミズの話のなかに、このゼリー状のもののことが出ていました。
「交尾の間に、多量の通常より濃い粘液が両者の環帯から分泌されて双方の9体節目 から環帯の後端まで覆ってしまう。こうしてできた粘液の管が両方のミミズをそれぞれ別々に覆っている。この濃い粘液は第一に相互にやりとりしている精子の 保護膜として作用する。そしてその後は卵の保護として作用する。」
(ジェリー・ミッチェル著*河崎晶子訳  ミミズの博物誌 現代書館1994年8 月5日)
 
▲写真をクリックすれば大きい画像が見れます
 見やすい写真を用意しました。上は、シマミミズの卵包の写真で、色も大 きさもまちまちなのがわかります。大きいので長さ5mmほど、小さいものは3mm。もっと小さい卵包もあります。
 色は生みたては透明感があり誕生に近づくと濃くなります。
 左の写真は鎌倉北部にある畑の脇の野菜屑の捨て場にいたシマミミズ。成体になる 前か、なりきった後かどちらか分りませんが環帯が見あたりません。 
▲写真をクリックすれば大きい画像が見れます
    

 
図鑑との比較
 野菜屑の中にいる
ミミズ
しまみみず
Eisenia foetida [ツリミミズ科] 
正確にはEisenia fetida (Savigny, 1826)
体長
100mm前後
60〜180mm
体幅
〜mm
3〜4mm
体節数
 
80〜110位
体表の特徴
  各体節の中央部に紫褐色の
太い条がある。
 各体節の中央部に紫褐色の太い条がある
環帯の形状・色・位 置
 ]]X〜]]]
 鞍状、
淡赤色をおびる
位置は]]Y〜]]]U
剛毛   各体節 に4対
各体節に4対
剛毛間隔  
aa=bb .dd=1/2体周
受精嚢孔の位置
\/]
]/]T
背孔の始まり
  
 
雄性生殖孔
 
 ]Xに一対
産卵孔  
]V/]Wに一対
 
   
その他
   

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