★Atelier Mochamura
なんでも研究室
ミミズあれこれ

ミミズ・ミニ図鑑
畑 や山で
見つけたミミズ 
 少し詳しくミミズのことを調べたいと思ってもまだ色々な種類のミミズがのっている図鑑はありませ ん。そこで、ミミズにはどんな種類がいるのか実際に外に出て、畑や山で ミミズを探してみました。はじめは、どこを探 せばいいのかさっぱりわからなかったのですが、だんだんコツを覚えてきました。それぞれの種類に適した生活の場があるようです。 見つけたミミズの種類を分類の専門家に聞いたり、講習会に参加したり、資料を調べてわかったものを載せました。
 ここで使っている ミミズの名前は、あくまでも当「何でも研究室」の整理のために使用しており、当研究所のHP でのみ通用する名前です。実際の同定(ミミズの種類を確定する)には、ミミズを解剖し、細かい特徴をチェックする必要があります。さらに、現在のフトミミ ズ属の分類の研究によれば東京だけでも新種が次々に発見されてきていて、他の地域でも同様のことが言えるそうです。 さらに、これらも別の分類学者によって同名異種であったり異名同種であるとの新たな提唱がなされ整理統合されています。
 
当サイトで使用しているミミズの現時点(2006年下期)正式な学名はこちらになります
注意
 蝶やホタルなど昆虫の種類や、植物の種類を調べたりするときは、図鑑を使って色や形などの特徴が似たものを探しますが、ミミズの場合は、よほど慣れない と、みんな同じような色や形に見えます。また、同じ種類のミミズでも、観察しているときの湿り気や温度などの条件や成熟しているかどうかによって色や形が 違うことが多いのです。だから、この「ミミズ・ミニ図鑑」のミミズの写真に似ているからといって同じ種類とは限りません。



 
ミミズ・ミニ図 鑑
Family Lumbricidae
ツリミミズ科
◇Eisenia: シマミミズ属

Eisenia fetida (Savigny, 1826)

 畑の脇にある野 菜屑の山にいるミミズ


 濡れた枯葉にいたミミズ


 森の朽木にいたミミズ

◇Bimastos:ヒメツリミミズ属


 林道の枯れ葉の下にい  たミミズ

◇Aporrectodea: クロイロツリミミズ属


Family Megascolecidae フトミミズ科
Metaphire  megascolidioides (Goto & Hatai, 1899)

 真冬なのに出てきた大きい ミミズ

 ノラクラミ ミズの交接

 林の縁にある石の下にいたノラクラミミズに似たミミズの幼体

Amynthas  carnosus (Goto & Hatai, 1899)

 こんなところにでっかいミ ミズが!

Metaphire hilgendorfi ( Michaelsen, 1892) 

 赤っぽいふといミミズ

Amynthas heteropoda  (Goto & Hatai, 1898)

 黄灰色のミミズ



Amynthas hupeiensis ( Michaelsen, 1895) 

 とぐろを巻くミミズ

             蘭 のような匂いのするミミズ クソミミズ

  東京の練馬に沢山いたミミズ

Amynthas vittatus (Goto & Hatai, 1898)

  縞模様のある大き目のミ ミズ

'Metaphire' soulensis (Kobayashi,1938)

 雨の中を歩いていたミミズ


 東京都新宿区に ある四谷駅 近くにいたミミズ

Amynthas  masatakae  (Beddard, 1892)

  擁壁の下の側溝にいたミミズ

Amynthas  fuscatus (Goto & Hatai,1898)

 林道を横断していたミミズ

Metaphire agrestis (Goto & Hatai, 1899)

 

Amynthas tokioensis (Beddard, 1892)





Family Moniligastridae ジュズイミミズ科



Family Ocnerodrilidae
カイヨウミミズ科
Ocnerodrilus   occidentalis Eisen, 1878 

Family Octochaetidae
フタツイミミズ科
Dichogaster saliens (Beddard, 1893)


Family Acanthodrilidae
ムカシフトミミズ科
Microscolex phosphoreus  (Duges,1837)


水生ミミズ

Family Tubificidae 
イトミミズ科

 台所の排水マスにいたミミズ



●トガリミミズ  Pristina longiseta EHERENBERG
ア ブラミミズ類Aphanoneura

アブラミミズかどうか調査中
体長 約1mm弱
ただし、最新の水生ミミズの分類ではアブラミミズ類はミミズ(貧毛類)ではないとのことです。
その他名前の分からないミミズ
 ミミズの各部の名称

 鎌倉の北部でよく見かけるミミズの
      「工房もちゃむら ドラえまん風」同定法


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