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なんでも研究室

ミミズあれこれ

畑や山で実際にミミズを 探す

 
黄灰色のミミズ 北隆館「新日本動物図鑑」(上)記載の特徴と一番近いのは
へんいせいみみず
Pheretima heteropoda(GOTOetHATA)
最新の分類ではAmynthas heteropoda  (Goto & Hatai, 1898)
 黄灰色のミミズは、体長は同じく15センチメートルほどだが体幅は3から4ミリメートルと細長い。これも 皮膚が薄そうで半透明で背面の青紫色の血管が通っているのがわかる。

 

これはすでに成熟しているらしく乳白色の環帯がはっきりとわかり、腹面に穴が一つあいてい ます。環帯の後方には一対の穴があります(下右図)。それ以外のはっきりした特徴は見当たりません。

 黄灰色のミミズを良く見ると環帯の後方の一対の穴は二つあるようです。ただ、ミミズ自体が小さく、また盛ん に逃げようとするので15倍のルーペで は限界のようです。もう少し倍率を上げて見ました。環帯の後方腹側の孔は一つで周りが皺(しわ)になっていました。5〜6、6〜7、7〜8、8〜9番目の 体節の間に4対の孔があり、その近くに3対の突起がありました。8番目と9番目の体節の中央近くに一対の孔か突起があり7体節には片側だけありました。

 
新日本動物図鑑
との比較
越冬していた
黄灰色のミミズ
へんいせいみみず
Pheretima heteropoda(GOTOetHATA)
体長
150mm
137〜207mm
体幅
3〜4mm
3.5〜4.5mm
体節数
 
96〜145位
背面色
褐色
 褐色
腹面色
黄灰色
 蒼白
受精嚢孔の位置
5/6
5/6
6/7
6/7
7/8
7/8
8/9
8/9
4対腹面側方
4対腹面側方小円形
背孔の始まり
 
11/12
雄性生殖孔
18剛毛線上に一対
18剛毛線上に一対
 
両孔間の剛毛は12
性的乳頭状突起
6〜9に
多数
剛毛線前方及び後方
5〜9の
受精嚢孔開孔区域のみ
剛毛線前方
その他
    分布は広く、塵芥

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