★Atelier Mochamura
なんでも研究室

ミミズあれこれ

畑や山で実際にミミズを 探す



 
縞模様のある大き目のミミズ 北隆館「新日本動物図鑑」(上)記載の特 徴と一番近いのは
ふとすじみみず 
 Pheretima cvittata (GOTO et HATAI)
最新の分類ではAmynthas vittatus (Goto & Hatai, 1898)
●2000年6月10日
 朝、歩道を歩いていたミミズ。背面に赤褐色と暗黄色の縞模様があり、腹面は灰色で長さ13センチメートル、幅6ミリメートルほどのミミズです。このミミ ズは環帯がまだ、はっきりしません。
●2000年8月20日
 虫とミミズが気持ち悪いと思う人には見せられない写真です。
 まだ生きているフトスジミミズに小さいアリが攻撃を仕掛けていました。そこへ登場したのがワラジムシを大きくしたような虫。どうやらマイマイカブリの幼 虫のようです。
 マイマイカブリは成虫も幼虫もカタツムリの肉を溶かして食べるそうで、どうやらミミズも食べるようです。
 アリも、干からびたミミズにだけに襲いかかると思っていましたが、生きていても逃げ切れないミミズには攻撃をかけることが判りました。
 カタツムリのように生きた植物の葉を食べることもなく、せっせと枯葉を始末し、土を耕し再生し、栄養をばらまく。なんとも一方的に奉仕するミミズです。 真の平和主義者なのかもしれません。
 写真をクリックすれば大きい画像が見れます
図鑑との比較
 縞模様のある大き目のミミズ ふとすじみみず 
 Pheretima cvittata (GOTO et HATAI)
体長
130mm
約100mm
体幅
6mm
約6mm
体節数
 
68位
背面色
 剛毛線が暗黄色と
赤褐色との縞模様
 剛毛線が灰色
他部は暗褐色
腹面色
 灰色
 一様に灰色
環 帯色  
鮮やかな紅色
受精嚢孔の位置
6/7
7/8
 
右側に2つ左に1つや、その反対
または右か左にただ一個だけもあり
背孔の始まり
  
13/14
雄性生殖孔
 
 20個体に1個体くらいしか存しない
性的乳頭状突起
 Z
 Zにあり
3対ある。
ときに5個、7個あり不定
その他
   

 畑や山で見つけたミミズに戻る
 みみずあれこれの最初に戻る 



  ご意見、ご感想をお寄せ下さい。draeman@geocities.co.jp

 なんでも研究室メニュー画面に戻る 



 
Copyright (C) 1996-2007 Atelier Mochamura All Rights Reserved           ★Atelier Mochamura