なんでも研究室

ミミズあれこれ

畑や山で実際にミミズを探す


畑の横の車道を横断していたミミ ズ
ふたつぼしみみず
 Amynthas  masatakae  (Beddard, 1892)
●2000年7月20日
  朝6時、畑の脇の車道を横断していたミミズです。長さ20センチメートルほど。太さは5〜6ミリメートル。背面は、暗い赤紫、腹面は灰色でちょっと見ると ヒトツモンミミズそっくりです。環帯は14体節からあり、にごった桃色で、雌性孔があります。8番目の体節の前後に2対の孔(受精嚢孔)があります。環帯 の後ろの2体節目に少し盛り上がった突起がありその頂上に小さな孔様のもが3個あります。これが左右に一対あります。
雄性生殖孔


擁壁の下の側溝にいたミミズ 
●2000年10月21日
  雨上がりの側溝を数匹の大きいミミズが這っていました。体長30センチ前後、太さは6〜7ミリ程度で長細いミミズです。背はミルクチョコレート色。腹面は 灰色。8体節の前後に二対の受精嚢孔があります。
 雄性生殖孔は一対ありそれぞれ三つの点があります。
  このミミズは、黄色い液体を尾部の背側から噴射します。四方に飛び散り、その高さは軽く10センチは越しています。

 

各写真をクリックすると大きい画像を見ることが出来ます




 
 
 
北隆館「新日本動物図鑑」(上)と の比較
 側溝にいたミミズ 
ふたつぼしみ みず
 Pheretima masatakae
体長
300mm
157mm
体幅
6〜7mm
6mm
体節数
 
119位
背面色
 ミルクチョコレート色
褐色 
腹面色
灰色 
 暗灰色
環帯  14-16
通常の位置にあり、剛毛や節間溝なし
剛毛  
2から始まる
受精嚢孔の位置
7/8/9
7/8/9


 
2対
受精嚢孔の縁に接して小型の円形の突起がある
背孔の始まり
  
12/13
雄性生殖孔
 18の腹面側方に
体表より隆起した円形の突起上に開孔
 18の腹面側方に
体表より隆起した円形の突起上に開孔
性的乳頭状突起
 雄性生殖孔の内側に二つの円形の
性的乳頭状突起があり、
一つは剛毛線上にあり
他は剛毛線後にある
雄性生殖孔の内側に二つの円形の
性的乳頭状突起があり、
一つは剛毛線上にあり
他は剛毛線後にある
その他
   

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