東京新宿四谷駅近くにいたミミズ |
北隆館「新日
本動物図鑑」(上)記載の
特徴と一致するものはありません。
文献で一番近いのは
いちょうみみずPheretima
ellipica Ishizuka,1999でしたが
新種のミミズのようでしたが、2022年同定結果が
出ました。日本新記録の
Amynthas carnosus
roki Blakemore,2013ということです。
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●2000年8月16日
東京都の新宿区四谷にある公園で沢山のミミズが地上に出ていました。種類は皆同じで、背は黒褐色、光のあたり具合によっては緑を中心とした虹色、腹は薄い
ミルクチョコレート色。
体長は大きいもので25センチメートル以上はありました。体幅8ミリ前後。体全体
のシルエットはアコーディ
オンの蛇腹のようでギザギザに見える。
全体としてはフツウミミズの特徴に似ているのですが、このミミズは3対の孔(受
精嚢孔)の位置が゜YZ[
にあるので、この点からは山にいるはずのシーボルドミミズになります。 |
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実はこのミミズ
は7月14日にも沢山の数
が地上に出ていました。また6月14日には隣の千代田区の飯田橋でも目撃されています。いずれも外濠といわれる、お堀が有ったところの緑の多い法面がある
ところです。さらに、普段はそう沢山出ているわけではありません。出てくるのは満月のころなのです。
どこかに、逃げるとかゆう風でもなく、ただ仕方なく出てきたと言うような様子です。そのまま弱って干からびて死ぬのもいたり、どこかに隠れていなくなって
しまうのがいたりとその運命も様々です。
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2000年9月
13日
中秋の名月の今日も出ていました。もう一度受精嚢孔の位置を確認しましたが、やは
り頭から六番目と7、8番
目の体節にありました。この位置ではシーボルドミミズになりますが小ぶりすぎます。さてこのミミズの種類は? |
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頭部の背側 頭部の腹側
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●2001年10月13日
外部形態を詳しく見てみました。受精嚢孔の位置や性的乳頭状突起がどの個体にも見
られない点からセグロミミ
ズではないかもしれません。 |
●2001年12
月1日
内部形態の特徴は、腸盲嚢が突起状で受精嚢孔が3対、位置が
6/7/8であること。性徴が無い。受精嚢の形からイチョウミミズとしました。
●2002年1月10日
生態の様子からも重要なミミズのため同定をお願いしています。現在のところ新種の
可能性が強いそうです。 |