ミミズ ウォッチング
       みみず野外観察記録 
2001年5月31日(木)朝 四谷のミミズに異変!
 春以降、四谷のミミズの朝の出現は毎日ニ〜三匹だったのが、今週は多く出てきました。28日に10匹、29日に12匹、30日には16匹、そして31日は8匹が100メートルの間に徘徊したり死んでいました。いずれも30センチはある大きいセグロミミズでした。
2000年11月12日(日)朝  さらにまたニ百数十匹のミミズ!
  いままでと同じ場所で、小さなミミズが沢山死んでいました。昨日の朝にはいなかったので、この24時間での出来事です。さらに極少数ですがまだ生きているミミズもいました。ほとんどのミミズには環帯があり成体のようです。今日は、晴れているためみな日焼けしていて時間のたっているのは干からび状態でした。先週の金曜(3日)も100匹ほど死んでいました。4週続けて毎週の大量死です。
2000年10月29日(日)朝 またしても数百匹のミミズ!
  先週と同じ場所で、同じ種類と思われる小さなミミズが沢山死んでいました。昨日の朝、見たときにはいなかったので、この24時間での出来事なのでしょう。やはり、雨が降っていて干からびてのではなく、ふやけていました。月齢は2。
2000年10月21日(土)朝 一千匹のミミズ!
 小さな山の麓にある歩道でのことです。歩いて5歩の間に100匹前後のミミズが死んでいて、これが50歩ほど続いていました。
 ほとんど、体長4〜5センチほどの小さいのですが、中には大きいミミズもいました。死骸の様子から死亡直後ではなさそうです。2日前の朝も、数十匹の小さいミミズが出てきていましたが、これほどではありませんでした。だから、その晩から朝にかけての出現なのでしょう。いずれにせよ1000匹前後の出現は、初めて見ます。
脇の土の中を探したところ、細くて元気がよく、ばねのようにピンピン跳ねるミミズがいました。
そのほかにはオオスジミミズに似たミミズなどいろいろなミミズがいました。これらは生き残りなのでしょうか。
 数百メートル離れた、別の数箇所でも色々なミミズが地上に出ていました。
昨晩、大雨が降ったことも原因しているのでしょうか、それとも定例の出現でしょうか?それとも地震が・・・・・・・・なぞです。
 
2000年10月2日(月)四谷のミミズ(東京都新宿区)
 今日、東京都新宿区四谷の朝に100メートルほどの道に生死あわせて十数匹のミミズの出現がありました。
 
 
2000年8月28日 越谷のミミズ(埼玉県越谷市)
 越谷からの情報です。犬の散歩の時、雑木林の中で大量のミミズが這っていたそうです。8月25日金曜のことです。翌日も通ったら、大量に死んでいたそうです。雨も降っていないし、舗装道路でもなく、小潮や大潮でもないと言う、全くこれまでと違う出現です・・・・・・
 千葉県市川市でもミミズの出現があったという情報が寄せられました。
 


2000年8月18日(金) 四谷のミミズ(東京都新宿区)

 最近、鎌倉のミミズの観察の他に東京の新宿の四谷でもミミズの観察をしています。
その観察地は、普段はミミズの姿を見ないか、せいぜい1〜2匹を見るだけでしたが、7月14日(金)は沢山のミミズを見ました。
 その後しばらくは沢山のミミズを見ることはありませんでしたが、8月16日には朝も昼も多くのミミズが地表に出ていました。ためしに土壌のPHを計りました。少し酸性の6程度でした。
 

 
 
 
2001年5月9日月齢16
 東京都千代田区にあるJR四谷駅脇の外濠公園の(仮称)セグロミミズが予定通り満月の翌日の今日、今年最多の9匹、歩道に出ていました。いずれも30センチ近くもある大きいミミズです。(ブロックの一辺は9センチメートル、目地幅1センチメートル)
2001年4月9日
 午後8時ごろの、石垣での様子です。6月には成体になっているミミズも、まだ3〜4センチメートルほどの子ミミズです。それでも穴から体を乗り出し、周りの何かを食べていたり、じっとしていました。月齢は17日でほぼ満月です。昨日の午後11時ごろも同じ様子でした。今日から、夏の虫(クサキリギリスかクビキリギリス)が鳴き始めています。
 東京都新宿区四谷駅近くでの満月の翌日の大量出現は、まだ始まっていませんでした。
2001年2月28日
 久しぶりに、東京の四谷で朝、ミミズを見ました。少し暖かくなって来たとはいえ、まだ寒い最中、しかも月齢は6前後で四谷の出現時期の月齢15でもなく、いったいどうしたのでしょう。地震でも来るのでしょうか。
2001年1月28日
 フィールドにいたヒトツモンミミズ。典型的な冬季の形です。頭部より三分の一は通常の太さですが、後の三分の二は、細くなっています。ほとんどのヒトツモンミミズは死んでしまいますが、極少数が生きながらえます。
地中の温度は3.5℃でした。
2001年1月20日(月齢25)
 1月8日に、ヒトツモンミミズが十数匹いた場所をよく見ると、フトミミズの卵包がありました。写真の左がそれで、5ミリメートル近くの大きさです。右の小さい卵はシマミミズの卵包です。
また、一緒にいたのは小さなミミズです。長さは3センチメートルちょっと。ヒトツモンなどの子供なのかそれとも小さなミミズの種類か、飼育してみることにしました。
2001年1月8日(月齢13)
 毎年、真冬でもいろいろなミミズがいる場所です。今日も、ヒトツモンミミズが十数匹いました。
ただ、いつもより元気がありません。
 もちろん、最近は、他の場所も含めて地表に沢山のミミズが現れると言うことはありません。
2000年12月23日(月齢27)
鎌倉市最北部にある石原谷戸北側の畑の脇にいるミミズは親も生きているが、子ミミズも育っている。
小さな山の脇にいるミミズ。ヒトツモンミミズが元気は無いが、しっかりと生きていました。
横浜市小雀公園の林内
堆肥の中には夏には大きなヒトツモンミミズがいるのですが、今いるのは、大きなヘンイセイミミズでした。
2000年10月29日(月齢2)
 目に見えるところには出ていませんが、歩道の脇の枯葉をどけてみたら、沢山の大きいヒトツモンミミズと、たまにノラクラミミズがいました。さらに一緒に中小型のミミズもいました。雨がしとしと降っていて水の補給と言った感じでした。この時期はいなくなっているのではなく目に付きにくいだけのようです。
また、この時期に良く見るのは、枯葉の中で朽ちてゆくミミズの死骸です。夏ではアリなどが片付けていますが冬ではもっと小さい微生物によって分解されているようです。
2000年10月20日
 今年のミミズ出現は終わったと思っていましたが、小潮の昨日と今日(月齢22)は、ある程度の数の出現がありました。ほとんど細くて長いヘンイセイミミズのようでしたがヒトツモンミミズもいました。
 去年のデータを見たら、やはり9月前後に、出現数が減少した後、再び10月に少し出る現象がありました。
2000年9月23日
 やはり今年のミミズ出現のシーズンは終わったようです。9月21日(月齢23)の小潮の前後でも目立った出現はありませんでした。
2000年9月6日
 今回も予報どおり9月5日(月齢7)の小潮の日に出現しましたが、4匹と大量とはいえませんでした。また、種類は確認できませんでしたが、8月29日の大潮の日にも数匹の出現がありました。(前回の予報: 次回の大量出現は小潮は9月5〜6日(火〜水)でこの日と前後でヒトツモンミミズなどが小規模に出現するでしょう。新月の8月29日(月齢29)前後と満月の9月13日(月齢15)前後にシーボルドミミズなどが出現するかもしれません。 )
2000年8月22日
 今回の予報「2000年8月8日(火)現在  今年のピークは終わったようです。7月23日の出現が今年最大でした。あと大量出現は8月下旬の一回となりました。ただ、今年は昨年に比べ全体に出現数が少ないのが気になります。 次回の小潮は8月22〜23日(火〜水)でこの日と前後でミミズが出現するでしょう。」は、外れました。出現のピークはすでに終わっているようです。

2000年7月23日
 今回出現予報はピッタリと当たりました(月齢22)。いつもの観察場所で朝六時ごろ大小あわせて30数匹を発見しました。もちろん完全に干からびているのはのぞいていますので、これを入れると数は倍になります。種類は、調べた十数匹全てがヒトツモンミミズでした。 ただ、ここ数日ともですが6月25日に見たような植栽の根元の土から体を出しているミミズはいませんでした。
 いつも出現する他のポイントでもフトスジミミズが十数匹這ったり、干からびたりしていました。さらに、普段あまり見ない別の場所数箇所で、ミミズが現れていました。なかには、擁壁の下の路肩に50数匹がいたところもありました(写真)。まだ生きているものもいて、車に轢かれないよう救出したものもありましたがきりがありません。
 ミミズが出現する時期は小潮のころと言うことはほぼ間違いありませんが、なぜ出てくるかはますます謎が深まるばかりです。気温は朝から25℃以上で、数日雨は降っていないため雨のせいでもなさそうだし、成体だけでなく幼体もいたし、交接は見ないため生殖のためだけとはいえそうもないし、救出したミミズはずっと生きているため何かの病気ともいえません。
 
ミミズが大量にいた場所。路肩にどこからきたのか五十数匹のミミズが・・・・・
▲中央の画像はクリックすれば拡大してみることが出来ます

 
 

2000年7月20日
 7月6日以降は、出現は定期的でなくなっています。14日の満月に近い日に出てきたりしています。地震との関連も考えられますが、昨年も小潮の時期でなくとも大量に出現した日がありましたが、特に大きな地震はありませんでした。中旬から、急激に暑くなった時期と一致しています。とくに暑い日は昼でも出現しています。
 今日の出現は、いまのところ今年最大です。夜半から未明にかけて出てきたらしく、地域も広がっています。
 

2000年7月10日
 7月8〜9日の小潮の時期のミミズの出現は6日(月齢5)がピークでした。7日と8日は台風3号の影響で大雨で出現していませんでした。あの雨では流されてしまうからでしょうか。

2000年6月25日
  今回のピークは2日早く、6月22日で月齢は20でした。
 22日の夜から25日まで大体雨が降っていました。夜中の10時ころから朝4時ころまで、三々五々ミミズが歩道を歩いていましたが、雨のため干からびることもなく土のあるところに戻ったようです。
 また、石垣の隙間や(左の写真)土の表面から体の一部を出して(右の写真)周りの苔や葉や土を食べていました。また、あるものは、体半分を穴から出したまま昼寝(夜なので夜寝)をしているように見えました。いずれも懐中電灯で照らしても大きな反応はなかったのですが、手で触れたり、地面を軽くたたいたりすると一瞬のうちに穴に隠れてしまいました。
 見かけたミミズの種類は「北隆館の新日本動物図鑑(上)」記載の特徴に拠れば 、ほとんどが

@ヒトツモンミミズで、次に
Aいまのところ名前のわからない黄灰色の細長いミミズ。(7/1このミミズはヘンイセイミミズとしました)
その他まれに
Bノラクラミミズ
Cフトスジミミズ
Dモリスミミズ(モリスミミズは九州にしかいないそうなので別の名前です)
Eヨコハラトガリミミズ
など分っただけで6種類のミミズが出現していました。さらに同じ種類でも成体もいれば幼体のもいました。とくにノラクラミミズの子供らしいのを初めて見ました。交尾(交接)のために成熟したミミズが出てくるということだけではないようです。さらにいまだに交尾しているミミズを発見できていません。

最新のみみずウォッチングに戻る
みみずあれこれの最初に戻る

  ご意見、ご感想をお寄せ下さい。at_mocha@cityfujisawa.ne.jp

 なんでも研究室メニュー画面に戻る

 工房”もちゃむら”の総合案内所へ