★ミミズ ウォッチング 

なんでも研究室 
ミミズあれ これ

ミミズ ウォッチング   
みみず野外観察記録

主に神奈川県鎌倉北部の数箇所での1年を通じたミミズの観察日誌です。知らなかった色々な発見があります 

2005年 10月25日 

 ミミ ズが路上に出てくるのは夏のお盆前までがピークだが、数は少ないが、この 季節になると朝でも大きめのミミズが道路を横断するようになる。一年生のヒトツモンミミズやフトスジミミズだがまるで死に場所を求めているようだ。
 
画像

2003年2月22日 

飼育 箱のミミズの様子
だいぶ暖かくなってきたので、フトミミズの飼育箱を覗いてみました。
相変わらず越年生のミミズは元気です。
そして、土の中をよく見ると細くて小さな子ミミズがいました。長さ約 2センチメートルほどです。
2003年2月17日 
東京の四谷で今年初めて、大き目の糞塊を見ました。ほぼ、昨年と同時期で す。
2002年11月17日 
 今年の秋は、近 所(鎌倉)のミミズ の様子がいつもと少し違っています。たとえばいつもはヒトツモンミミズが越冬している場所に代わって写真のミミズがいました。簡単には名前がわかりそうに ないミミズです(外部形態からではヘンイセイミミズに似ていました)。また、別の場所 では毎年春と秋には夜中に顔を出すノラクラミミズが最近、姿をあらわしません。
 同じ場所の 湧水で濡れた場所にいたミミズです。この写真のミミズは長さわずか約2センチメートルですが環帯らしきものがすでにあって、13から14体節あたりから始 まっているのでフトミミズのようです。
(後日、ブレックモア博士にみてもらったところ、このミミズはdichogaster saliensと判明しました)
2002年2月18日 月 齢6
  東京の四谷で今年初めて、糞塊を見ました(左の写真の中央)。昨年の11月15日以来 ミミズの姿は見ていませんが、昨日の雨のせいでしょうか、地面は湿った状態で何箇所かで真新しい糞塊がありました。昨年の糞塊の出始めは3月7日でしたの で、17日早い発生です。
 鎌倉のノラクラミミズは、やはり昨年の11月中旬には地表に顔を出さなくなり、 糞塊も出さなくなりました。ノラクラミミズの昨春の糞塊の出始めは4月2日でした。
 どうやら、四谷のミミズも鎌倉のノラクラミミズも冬季には、活動を停止し冬眠し ているようです。
2001年11月3日 月 齢5・8
再びノラクラミミズの交接を目撃しました。朝の6時頃のことでした。前回 は2001 年6月30日でした。 初夏だけではなく秋にも交接することがわかりました。
 このノラクラミミズは、昼は土の中にいますが、毎日ではないけれど夜になると巣 穴から体を少し出しています。
巣穴から体を出す程度は日によって違います。ほんの少ししか出さない時や、ほとん ど出している時があります。そして、その様子は付近の数匹とも同じなのです。そして、ほとんど体を出している時に、交接が見れました。今回も、前日の夜 11時ころには交接はしていませんでしたが、出ていた数匹のミミズは80%程度まで地表に体を出して周りの枯れ葉や苔を食べていました。そして朝再び見に 行くと、二匹がそれぞれ体の10%程度だけ巣穴に入れて地表部分で交接していました。周りは粘液で光っていました。朝6時過ぎですでに明るくなっていたせ いもあり、写真を捕ろうと近づくと二匹は瞬時に分かれて、それぞれの巣穴に引っ込んでしまいました。
2001年10月29日  月齢12・3
昨晩は、関東地方も結構な雨が降りました。東京四谷のミミズは雨後の朝に は数匹から数十匹が地表に出てきています。どうやら、このミミズは、降雨後の朝と夏の満月の翌日に出現しているようです。(写真の一つのブロックは10セ ンチ。よってミミズは20数センチほど)
2001年9月22日 月 齢4.7
いつもの観察地点では、ほとんどのヒトツモンミミズには雄性孔がありませ んが、片側に一つあるミミズを見つけました。また18体節には8体節と同様、紋がありました。
2001年7月25日 月 齢5
本日午後、関東地方南部に久しぶりに雨が降りました。土はカラカラで夜で も地表に出てこなかったノラクラミミズがまだ明るい時刻にもかかわらず出てきて、何かを貪り食っていました。
2001年7月14日 月 齢23
 小潮です。フトスジミミズが出現し始めました。
 毎朝観察している観察地Aでは生きたミミズ5匹、死んでいるのが35匹でした。 B地点では190匹。Cは17匹。Dは約100匹でした。
 生きていたミミズの比率は大体、ヒトツモン8、フトスジ3、ハタケ1、ヘンイセ イ1でした。
 観察地点Aでの過去の出現状況は下のグラフのとおりです。
 今年の出現のピークは今日だったようです。

2001年7月8日 月齢 17
 いつもは早朝に観察する場所ですが、今日は午後三時半に観察しました。
 毎朝観察している観察地Aでは生きているミミズが4匹、死んだミミズが93匹い ました。この場所での今までの最高は1999年6月7日の朝で49匹でしたので倍近い数です。
 生きたミミズの一匹はオヤマミミズでした。他はモリスミミズに似たのやヒトツモ ンミミズの中型、ヘンイセイミミズといろいろな種類のミミズがいました。日差しもあり、気温も高い中で出現したり死んだりしていました。さらに30分後に 見に行くと、別の生きたミミズ2匹が歩道を歩いていました。また、いつもは大量に出ていても10メートルほどの距離に限られているのですが、今日は観察地 の約300メートルの距離内の歩道にまんべんなく出ていました。こんなことは、3年間で初めてです。
 更に半径1キロ以内の別のB、C、D、Eの各地でも大量に出現していました。
 B地点では生きたミミズ4匹、死んでいるミミズが79匹いました。距離は約20 メートルほどの車道です。ここも、これほどの数は初めてです。
 C地点では、生きたのが1匹。死んでいるのが29匹いました。ここは、秋には千 匹近くのミミズが死んでいた場所です。
 D地点の側溝には死んでいるミミズは、落ち葉の中に沢山いて数えられる状態では ありませんでした。また生きているミミズは主に大型のヒトツモンミミズで30匹ほどいましたが、ここはもともと生息しているとも言える場所なのでなんとも いえません。
 E地点では、死んだミミズ114匹が歩道の10メートル内にありました。
 7月5日には、最高気温が35度近くまで上がっていますが、昨日や今日は、 30℃近くには、なりましたが異常な温度とはいえません。ただ平年の温度よりは高いかもしれません。
 ともかく異常な出現でした。
2001年6月30日
 毎年観察している場所で、今年初めての大量出現がありました。前日の夜 にはいなかったのに、死んでいるミミズが33匹、生きているミミズは3匹でした。生死ともに同じ種類のミミズのようでした。そこで生きている三匹の種類を 同定してみました。体長は11センチから15センチ。幅5mmほど。受精嚢孔は、6と7、7と8体節間にあり、雄性孔は18体節の剛毛線上にあり、小斑が 5〜6個ありました。
 このミミズはずばりの該当が今のところありません。一番近いのがモリスミミズです。出てくるのはヒ トツモンミミズだとおもっていましたが、観察地では今回はモリスミミズだけの出現でした。昨年の観察記録を見ると、やはりモリスミミズは6月末か ら7月はじめにかけての出現でした。また、歩道ではなく、植栽の中ではオヤマミミズかノラ クラミミズに似たミミズがいて、夜には一組の交接を見ることが出来ました。
 数百メートルはなれた別の場所では10匹前後の出現がありました。ここの種類も 調べたところ。ヒトツモンミミズの完全に成体になりきっていないものと、ヘンイセイミミズ、 そしてモリスミミズに似たミミズが三分の一ずついました。
  その他、フタツボシミ ミズが多くいる場所では、やはり、十数匹のフタツボシミミズが出現していました。
 
2001年5月26日月齢 4
神奈川県伊勢原市の日向林道で見つけたミミズ。体長は6センチほどですが尾部側で二又になっていま した。
 ●以前の観察日誌はこちらへ(2000年6月25日〜2001年5月9日)
ほぼ毎日 観察している場所での出現数はこちらにあります
2000 年10月〜12月
2001年 1月〜 3月
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