なんでも研究室
★シジュウカラ徹底観察
Parus minor
いつも聞いているシジュウカラのサエ
ズリや地鳴きが実は複雑な言語になっているといいます。鳥の鳴き声は統語規則によっているそうです(Suzuki et al.,
2016)。シジュウカラ(Parus
minor)が発声のいろいろな要素を組み合わせ、そこから複合的な意味を引き出す合成的統語を行っているそうです。
そこで当研究室では第一段階として、シジュウカラの発する音を分別し、ピとかチとかジェとかのピークのある1つの音、人でいえば「あ・い・う・え・お」
や「A・B・C」のよ
うな異なる音素を抽出します。
第二段階では、その音素の組み合わせ=音素群=単語または述語を確定します。
第三段階では、その単語の組み合わせ=文章がどのような意味を持つのかを観察または実験によりたしかめます。
そして最終的にはシジュウカラ語の翻訳を目標とします。
また、その単語や文章が地域によって異なるのか、ヒナ・幼鳥がどのようにしてその言葉を習得するのかなどできれば調べたいとおもいます。
並行して、営巣から巣立ちまでの生態についても徹底観察してみます。
当コンテンツのいずれの内容も鳥類学や音声学の考えや用語に基づいていませんので注意してください。
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