2010年の12月18日、雑誌「子供と科学」の取材で来た執筆者である「さるすべり+少女まんが館」の中野純氏と編集部の黒田氏と私の3人で、ホタルミ
ミ
ズの光る液がどれくらい光るか計ってみました。
部屋を暗くして、ホタルミミズを軽く刺激し、みみずが粘液を出し、光り始めた時から、3人で見て、一人でも見えなくなったらおしまいということで始めま
した。
すると何と一般的に言われている、2分から3分はとうに過ぎ、弱い光りながら、なんと11分間光り続け3人が、ほぼ同時に見えなくなりました。
肉眼ではこんなものですが、感度を上げたカメラや顕微鏡下では、もっと光り続けているかもしれません。温度や湿度・水分量、発光物質の条件によって光り
方も違うのでしょうが、10分以上光っていたということは確認できました。
ホタルミミズの発光液は11分間光っていました。
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▽写真は別の日の発光ですが、こ
んな感じで光り続けていました。 |
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写真の感度を上げたらどうなるか
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まず、肉眼で観察した場合は、こんな感じに見えています。二匹のミミズのうち、上のミミ
ズの尾部を刺激したら尾部から粘液が出て、これが黄緑色に光っています。他の部分は、光っていません。
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ところが、この同じ写真の感度を上げてみると、なんと光っているのは、ほぼ体全体から液が
出ていてこれが光っているのがわかります。このように、我々の目には、見えないが実際は、すべての体液がわずかに光っているといえそうです。
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