ホタルミミズの体液がひかるのは肉眼でも確かめられますが、では一体何がどのように光っているのか、顕微鏡で確かめることにしました。 |
▽光った体液をまず100倍で見
たら、ただの透明な液ではなく、細胞のようなモヤモヤしたものの集まりでした。
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▽200倍に拡大しても、より小
さなツブツブのようなものがみえますが、密集しすぎていてよくわかりません。
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▽そこで、液の周辺のまばらなところを見てみました(×100)。やはり、細胞のような袋
にツブツブのようなものが詰まっていて、その袋が破けているのもあります。
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▽×200
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▽×400
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▽×1000 袋の直径は0.02mmから大きいのでは0.05mm以上はありました。そ
の中に詰まっている顆粒状のものは、直径が約0.002mm=2μm程度。さてこの正体は一体なんでしょうか。核染色などいろいろ実験してみる必要があり
そうです。
また、実際に光っているのはどこなのか、これも未解明な点です。一回だけ、確認できたのは、光っているのが袋でも顆粒でもなく、透明な液そのものだったこ
とです。最初から最後まで一部始終を見ないとなんともいえません。なかなか顕微鏡下でこれを見るのは、根気のいる仕事です。
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▽それでは他の種類のミミズの粘液はどのようなものなのかということでフトミミズの粘液を
見てみました。するとどうでしょう大きな袋に顆粒が詰まっていて、それが破けて、散らばってる様子はホタルミミズと同じでした。
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