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シジュウカラの鳴き声の単語
録音したシジュウカラの音声をスペクトグラムに表し、1つの音素と次に続く音素との間隔が0.01秒以下で連続している音素の塊の音素群を一つの単語と定
義しました。したがって一般的には地鳴きといわれている「チ」とか「ジ」とかの1音素だけ鳴く場合も単語としました。
また、ある単語が別の音の異なった単語と隙間なくつながっていたりした場合は述語的なものと考え1つの単語としました。たとえばAとBとCとDとEとF
い
う音素があってABCという単語とDEFという単語がそれぞれ単独で使われていて、さらにABCDEFという鳴き方がある場合です。また、ABCDEFと
同じ場面で使われているのにBが抜けているACDEFは単なるミスかもしれませんが一応別単語としました。FFFABとFFABなどの場合も別単語としま
した。ただしABFFFFFFFFとABFFFFやFFFとFFFFFFFは同一音素が数多く連続しているのは同じ単語としました。
現在判別できた単語は94語で、こんご精査することで増減はありそうです。
雌の鳴き声は音素とか単語とかに当てはめるのが難しいので別に扱いました。それについては別の章で詳しく紹介します。
シジュウカラの鳴き声から単語を判別する作業で気づいたのは同じように聞こえるさえずりもスペクトログラムで見れば全く違うことがわかりました。した
がっ
てよく使われている擬音の表現であるツツピーとかジャジャジャも何種類かありました。
また、よく鳥の鳴き声は縄張りやメスを誘うなどの生殖にかかわるサエズリと仲間どうしのコミュニケーションのための地鳴きがあるといわれていますが、それ
ほど単純には分けられないというのが感想です。これについてもできれば詳しく調べたいと思います。
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そもそもシジュウカラとヤマガラ
の鳴き声の区別が難しいので、ヤマガラの鳴き声の音素や単語が混じっている場合があります。それについては調査の進行とともに精査していきますので、現時
点でのリストになります。2023年12月現在となります。
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