むかし、むかし動物たちが神様に食べ物を決めてもらうことになった。
最初にミミズが食い物をもらったがそれは泥だった。ミミズは
「おらぁ家も泥、食うものも泥じゃ、食うてしもうたときぁ何を食おうか」とどなったそうです。
すると神様は、泥を食ってしまった時は、六月の土用に道に出て、ひなたぼっこをして曲がって死ねぇとおっしゃったそうです。
不満たらたらのミミズにたいして神様はさらに、アリの食い物になれといったそうです。
それでミミズは六月の土用1)になると、道で死んでしまいアリのえさになるのだそうです。
ついでにその民話では、モグラはミミズのようになりたくない太陽を見れなくしてくれといい、土の中の生活になったそうです。ヒキガエルは、仕事をしないで楽な生活をしたいと言ったら、馬小屋の虫をとることになったそうです。
神様が行ってしまい、遅れてきた蛇に対し、カエルは俺の尻でも追えとからかったら、蛇は怒ってカエルをのみこんでしまったそうです。カエルが蛇に飲み込まれるのはこのときからだそうです。